大垣教区大泉寺のブログ

真宗大谷派のお寺

仏壇じまいの主な方法

「今住んでいる家に実家の仏壇を移せないので
仏壇じまいをしたい」

こうしたご相談を門徒さん方から受けることがあります。
仏壇じまいに対しては、私も仏壇屋さんも
世間の実情を思うと仕方がないという感覚です。
「そんなもったいないことをするなんて」
とは申しませんので、
お悩みの門徒さん方は
どうぞお気軽にご連絡いただければと思います。

 

実際の仏壇じまいの手段ですが、
運び出しの前に仏前での最後の法要をお勤めします。
(「おしょうぬき」と呼ばれます)

運び出しの方法は主に三つあり、

・仏壇屋さんに依頼をする
廃棄物処理業の会社に依頼をする
・自分たちで行政のクリーンセンターに持ち込む

があります。

 

仏壇屋さんに依頼をすることの利点は
「専門の人が行うので心理的な負担が小さい」
「地域の仏壇組合で運び出しの金額が公平に決められているなど、
お金の高い安いを気にしなくてよい」
です。
地域の仏壇屋さんが来られるなら、注意点はそうありません。

 

廃棄物処理業の会社に依頼をすることの利点は
「他の家具類や不要物の処分とあわせて行える」
です。
ただ、中には
「おしょうぬきがされていても仏壇の片付けはできない」
という業者もありますので、
その際は仏壇店や「仏壇も大丈夫です」という業者をあたることになります。

注意点としては
「営業電話やインターネット広告だけを頼りに業者を決めない」
です。
「安い見積やわかりやすそうな料金システムをうたいながら、
作業当日になって運搬費などの名目を別途要求する」
といったケースがあります。

「行政の一般廃棄物収集運搬許可を受けている業者の中から選ぶ」
(各市町村のホームページで公表されています)
「業者に行政の許可を受けているかをたずねる」
「きちんとした見積もりをしてもらう、相見積もりをする」
などが大事です。

 

自分たちで行政のクリーンセンターに持ち込むことの利点は
「お金が一番かからない」
です。
大垣市の場合は米野町のクリーンセンターで行政手続きをした後に、
養老町の西南濃粗大廃棄物処理センターに持ち込むことになります。

しいて注意点を申すなら
大きなものを運び出す、車で移動させる際の安全面です。